皆さんは旅をするときに、何を持って行きますか?
携帯やお財布、おやつ、そして楽しみな気持ちをカバンに詰め込みますよね!!
近年スマートフォンが普及し、「京都ゲストハウスCOMPASS」とGoogleの検索欄に打ち込めば、瞬時に丁寧に、そして細かく案内してくれます。
細い路地が多い京都でも間違う事はありませんよね?!しかし、昔は違ったはずです。地図を広げ、羅針盤を出し、ここは何処だろうと思案していたでしょう。今日はゲストハウス京都COMPASSの名前にもなっている羅針盤(COMPASS)について紹介します。
そもそも羅針盤とは、昔の中国で古くから地相を占う際に使われていた羅盤(らばん)がルーツと言われています。この羅盤に磁針(じしん)を取り付けたのが羅針盤です。
これがアラビア商人によってヨーロッパに伝わり改良が重ねられました。貿易が盛んに行われるようになると高度な航海技術が求められました。ひとたび海に出てしまうと、方向が分からなくなります。そこで北極星を目印にして羅針盤を使い、当時の人々は旅をしていたそうです。大航海時代、羅針盤は旅の必須アイデムだったのでしょう。
そして羅針盤の針はなぜ北を指すか、ですが磁針のN極は必ず北極をさします。例えば棒磁石を例に考えましょう。N局とS極を近づけるとその間には引力が働きます。するとその間に磁界が出来ます。その磁界には方向があり、これが磁界の向きとなります。実は地球にも磁界の向きがあり、これが北極から南極に向けて地軸に沿ってS極からN極という方向なのです。つまり、地球の表面では南極から北極の方向に磁界の向きか出来るのです。これは磁針に反応してN極の針は必ず北をさすのです。地球も大きな磁石だったわけですね。
何か行き詰った時、大きな決断を下すとき、人は大きく悩み、向かうべき方向を見失うときがあります。そんな時は旅をして人と沢山話しましょう。羅針盤が地球上で北を指すように、きっと見えないだけで進むべき道があるはずです。ゲストハウス京都COMPASSが心の道しるべになることを祈っています。
2022年2月19日 福田 稔
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