京都の夏と言えば貴船の「川床」
貴船と高雄では「かわどこ」と呼びます。ちなみに、鴨川の川床は「ゆか」もしくは「かわゆか」と呼びます。
先日、COMPASSの従業員で貴船の川床に行ってきました。
女性陣は浴衣をぱりっと?着ています。帯の苦しさにため息をつくのも、慣れない正座で足が痺れるのもいとおかし、です。
うだるような暑さで有名な京都ですが、ここ貴船の川床は市街地よりも10度ほど涼しく、6月には蛍が舞うことでも知られています。
「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」
清少納言さんも枕草子で夏のことを褒めまくりですね。まるで貴船のことをうたっているかのよう。
日中の貴船もまたいとおかしです。今回は「貴船茶屋」さんにおじゃまさせていただきました。
川のせせらぎを眺めながらのんびりと頂く美味しいお料理、あ、我々は花より団子です。
実は貴船茶屋さんですが、2018年9月の台風21号の被害で全壊してしまったそうです。家族や従業員が絶望に暮れる中、皆さんでなんとか踏ん張って、踏ん張って踏ん張って、2年4か月ぶりの今年1月に見事復活を遂げられたそう。「あんな経験をしたからコロナでお客さんが減ったって全然大丈夫!営業できるだけで幸せ!!」と気丈に話す若女将の言葉に、なんだか涙がこぼれそうになりました。
私も頑張らないと。
お食事が終わった後は、こぼれんばかりの元気な笑顔で、腕をぶんぶん振ってのお見送り。笑顔のロケットが2発飛んでくる感じです。
楽しい時間と美味しいお料理、ご馳走さまでした。
コロナが落ち着いたらまた来たいなぁ。
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